研修制度の充実の為に
こんばんは!
どの会社にも研修ってありますよね?
研修って、普段の業務だけでは学べない仕事に必要なスキルの習得にとっても便利で、すごくコンセプトも立派なものが多いのですが、世の中の研修という研修がほとんど死んでますよね。
有料にしたら誰も参加しないけど、業務時間中に無料で参加だったら、「仕事サボれるラッキー」とか「早く終わんねーかな」みたいになるのはよくあること。
僕は3年間ずっと新人やバイトの子の研修をずっと担当してたんですが、研修が効果を発揮する為に必要なことがなんとなくわかりましたので、ここでまとめておこうと思います。
①効果がすぐ見える研修を中心におく
勉強と同じで「これが一体何の役に立つんだろう?」と思われていると、研修内容が相手に伝わりません。僕の場合はコールセンターの研修だったので、例えば「これを言うと相手からこういう反応が返ってくるから、そしたら次はこう返してみよう」という研修であれば、即実践させてみて本当にそんな反応が返ってくるということを示してあげると、研修内容が受講者に響くことは多かったですね。その後に、心構えについての研修をするとすんなり受け入れてくれるってわけです。
②質問を頻繁にする
基本的にやる気が出ない研修は、受講者に当事者意識が欠けていることが多いんですが、これを解決するには受講者には質問をするのが効果的。人の前で喋ってると、話聞いてない人って一目瞭然ですので、その人にすぱっと当てると。話を聞いておかないと答えられないような質問を常に誰かにし続けることで、皆「当てられたとき答えられるように聞いておこう」となる場合がほとんど。このときコツは、「わからないです」と答えられたときに、流すのではなく「わからなくてもいいから自分なりの答えを言ってみて」とすることです。こうすることで、次当てられたら答えないといけないという緊張感を持ってこれるってわけですね。
③たとえ話を常に入れる
これは結構人をひきつける上で重要なことで、たとえ話がないと話す内容を身近に感じにくいんですよね。僕は研修の際に「相手と心理的に距離を縮める為には、相手との共通点を探して伝えることが大事だよ」という話をよくするんですが、これだけだといまいちその重要性が伝わりません。
そこで「例えば、皆大学に入った時とか最初に友達をつくるよね?その時何の話から始める?どこから来たかとか聞かない?それでもしたまたま、自分の地元とすごい近かったらどう思う?」みたいな話をしていくんですね。このたとえ話と研修内容がきれいにリンクすると「初対面で共通点があると、心理的な距離がぐっと縮まる」とい体験をしてもらうことができるわけですね。
注意点は、「相手の経験や想像の範囲」に収まるたとえ話にすることです。たとえ話で相手に実感がわかなければ、ただの自己満話ですから気をつけましょう!
以上3点が大まかに自分が学んだ上手な研修もとい人前での話し方ですね。この3つって結構お笑い芸人の漫談とか「すべらない話」とか参考になりますので、気にしながら見てみてください。
それではまた!
研修設計マニュアル: 人材育成のためのインストラクショナルデザイン
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