「教育」のコンテンツは、使い方次第
http://www.huffingtonpost.jp/2013/08/26/hashinogen_tekkai_n_3815712.html?utm_hp_ref=japan
「はだしのゲン」は僕も小学校のときに、本とアニメの両方を観た覚えがある。
アニメの方では、原爆投下のシーンの衝撃が凄まじかったのを強く記憶している。
一方マンガの方は、そのシーンより、まわりの大人たちとの戦いの数々の方が印象的だった。
戦争中は、戦争賛美論者が幅を効かせ、反対する者は非国民と罵り、差別した(この場合はゲンの父とかだね)
それが戦後になると、戦前の戦争を賛美していた人たちがコロッと、反戦支持者になっていたのを、子供ながらに「汚いなあ大人って。」と思った。
子供たちがゲンの生き様を観て、面白いと思うのは、それがストーリー性に溢れていて、熱がこもっているリアルなものに感じられるからじゃないだろうか?
小学校、中学校のときによく見せられていた、道徳の動画教材?など、一体何を観たかこれっぽっちも覚えていない。
覚えてる人いる?w
恐らく、教育委員会のお偉いさん方とか(違ったらごめんなさい)が、子供たちに「配慮」してコンテンツを選んだ結果そうなっていると僕は思う。
教育に使うコンテンツは結局使い方次第だし、「暴力的シーンだ」とか「残酷な人間模様を幼い子供に見せるのはいかがなものか」とかそういうのは、大人の価値観だ。
学校教育への電子教科書導入や、中高生のLINE事情への対応だってそう。(この2つについては思うところがあるので、またの機会に書こうと思う。)
コンテンツ自体に善も悪もない。強いていうなら、使い方を教えない大人が悪いだけだ。
「面白くないもの」に子供が興味を持つなんてありえない話だ。
物議を醸すにしても、もっと教育現場に「熱のこもった熱いコンテンツ」が導入されるのを祈るばかりだ。
はだしのゲン 文庫全7巻 完結セット (中公文庫―コミック版)
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