外の世界から見えるもの・内側から見えるもの
こんばんは僕です。
少し畑は違いますが、ハッとさせられた記事がありましたので紹介します。
僕の中での出向は「同じ組織の中での立ち位置を変える」という定義なので、外からその組織を見られるようになるわけではないと思っています。この記事の中で、組織を外から見るいい機会だーみたいなことが書いてありますけど、本当にそうでしょうか?
組織を外から見るには、辞めるのが一番早いと思います。特に大企業であればあるほど。他にもブラック企業で働いている場合もそうですね。
組織の中での配置転換は、同じ組織の中での部署間・人のつながりやお金の流れ、商品の流れが見えるようになるので、効果的だと思います。子会社への出向などは、本社との仕事の流れがつかめるようになると思います。
色んな場所に行って経験を積むのが大事なのであれば、何も同じ会社の中で出向とか取引先の会社に出向はする必要ないんじゃないかと。
辞めて全然別のことした方が、刺激的かつ即効性のある経験が得られるのは想像に難くないでしょう。上記の記事で言われているのは、大学職員の出向の話なので必ずしも当てはまらないかもしれませんけどね。
僕が不思議に思うのが、出向先が会社の判断で勝手に決まることが多い、ということです。左遷の場合は仕方ないですけど、そうでない場合(栄転もしくは配置替え)の出向も、あまり社員の意思を反映してくれません。
ちなみに僕個人は、世のサラリーマンには家庭もあるし、それまでにその地域で培ってきた人との繋がりがあるのにも関わらず、たかが雇っているだけの企業がぶっ壊して、他の地域に飛ばす権利があるのかあまり意味が分かりません。
組織の中で立ち位置を変えることは、長期にわたって同じ会社に勤めたり、その後転職の際のキャリア形成には重要だと思いますが、今からは地域のコミュニティとのつながりや、働く場所における自分のキャリア、仕事上やプライベートでの人との繋がりは大きな意味を持ってきます。
そんなときに自分を雇っている企業にその決定権を委ねるのはとてもリスクが高いのではないでしょうか?自分が働いている企業を外から見たいのなら、辞めてみればいいと思いますし、辞めたくない・辞められないのであれば、週末に自分の仕事をとは違うビジネスをちっちゃく始めて見る方が建設的だと思います。
ちなみに僕が以前働いていた会社では、「社員が一戸建ての家を購入した途端に、その社員には遠い他県に転勤が決まる」という暗黙のルールのようなものがありました。ふざけた話ですね。
物事を俯瞰して見ようと思うのであれば、組織や今置かれている状況から脱する方が効率がいいので、背負うものが無い人は実践してみましょう。
それではまた!
転勤になったら読む本―新生活をスムーズにスタートさせる実践アドバイス (3分間で1ヒント)
- 作者: 桜井武治
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 1998/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る