自由になりたい人のブログ

一度は理系に進学し、挫折し営業職をずっとやってきた男が26歳で一念発起しプログラミングの勉強を始めた。これは26歳から素人がプログラミングを勉強しながら起業に向けて一歩一歩進んでいく道のりを描いたブログである。

「自己責任」という言葉の無責任さ

こんばんは僕です!

 

昨日に引き続き、僕の嫌いな言葉を紹介します。

それは「自己責任」です。

 

まず一般的な意味としては、wikipediaでは、

「自己責任(じこせきにん)という言葉は現在多義的な言葉となっている。反対の意味の語として「連帯責任」がある。

第一に、「自己の危険において為したことについては、他人に頼り、他人をあてにするのでなく、何よりもまず自分が責任を負う[3]」という意味がある。「お互いに他人の問題に立ち入らない」という価値観によるものである。アメリカ社会における国家観に立脚した行政改革・司法改革による事後監視、事後救済社会における基本原則の一つである。もっとも、この原則は十分な情報と判断能力がない場合には妥当しない。

第二に、「個人は自己の過失ある行為についてのみ責任を負う」という意味がある。個人は他人の行為に対して責任を負うことはなく、自己の行為についてのみ責任を負うという近代法の原則のことである。

第三に、「個人は自己の選択した全ての行為に対して、発生する責任を負う」という意味がある。何らかの理由により人が判断能力を失っていたり、行為を強制されている場合は、本人の選択とは断定できないため、この限りではない。」

 

となっていました。「自己責任」という言葉は、契約等を結ぶ時に、「〜〜が守れない場合は、当社は責任を一切負いません。あなたの自己責任のもとでルールは守るなり破るなりしてください」というニュアンスで使われることが多いんです。アメリカは訴訟社会ですので、どちらに責任があるか、というのは非常に大きな問題となるので、「自己責任」という言葉は、実用的な言葉としてしっくりきます。

 

何が嫌いかっていうと、日本ではこの言葉を「道徳的な視点」で使うから嫌なんですよ。

ブラック企業としてよくやりたまにあがる、「すき家」や「ワタミ」などでは、自己責任という言葉がよく使われているようです。

 

ソースは以下。


「いい人」ほど絶対辞めさせないブラック企業のあんまりな手口 人事の目で読み解く企業ニュース【9】:PRESIDENT Online - プレジデント

 

会社がまわらない原因は色々あると思いますが、管理職になってつくづく感じるのは、「基本的に従業員に責任はない」ということです。

例えば

①売上があがらない・給料が上がらない

②社内の雰囲気が悪い

③人手不足・若手が育たない

とかありますよね。会社の改善点として。

 

まずほぼ会社・経営側の責任です。従業員に原因がないとは言いませんけど、基本的に従業員は雇われている立場なわけですから、見返りがあるかどうかわからない状態で会社の為に身を削って奉仕するなんて、ありえないでしょう。まあそれを強制するような会社のことをブラックというわけですけど。売上悪化・社の雰囲気の悪さ・人材不足は、経営側・管理職の怠慢が原因です。人の使い方やマネジメントがへたくそだからという至ってシンプルな理由です。

 

こんな当たり前の事が大声で言えないのが既に腹立たしいのですが、「自己責任」という言葉を縦にして、会社・経営者の怠慢を見事に従業員になすりつけるというのが横行しているのが事実なわけですねえ。

 

僕がなぜこんなことをはっきり言えるかというと、今の会社の社長の口から「自己責任」という言葉が出まくるからですw経営者視点で仕事をしろとのことですが、経営者視点で従業員するぐらいなら、自分で会社建てて経営者になった方が合理的なので、適当に聞き流しております。

 

皆さんも「自己責任」という言葉に責任を感じる必要はありません。あなたの道徳心を利用する、非常に無責任な言葉ですので、適当に無視しましょうね。

 

あーすっきりした。それじゃまた!

 

自己責任論の嘘 (ベスト新書)

自己責任論の嘘 (ベスト新書)