自由になりたい人のブログ

一度は理系に進学し、挫折し営業職をずっとやってきた男が26歳で一念発起しプログラミングの勉強を始めた。これは26歳から素人がプログラミングを勉強しながら起業に向けて一歩一歩進んでいく道のりを描いたブログである。

「努力できる」とは没頭できるという才能

こんばんは、僕です。

 

先日堀江貴文さん著の「ゼロ~なにもない自分に小さなイチを足していく~」を読んだわけですが、みんなは「ホリエモン」という人物に対してどういうイメージを持っているのだろうか?

 

ライブドア事件での「拝金主義者」的なイメージを皆持っているのなら、それは誤解だと思う。堀江さんが著書の中で一貫して伝えようとしているのは、「働くことの意味」や「努力」のことだ。

 

こんなことが書かれている。

努力という言葉には、どうしても古くさくて説教じみた匂いがつきまとう。できれば僕だって使いたくない。でも、挑戦と成功の間をつなぐ架け橋は努力しかない。その作業に没頭し、ハマっていくしかないのである。

この「作業に没頭できる」というのはとても強い。好きとか嫌いとかではなく、没頭できるので、雑念がなくなり、短期間でその作業を極めることができる。

多くの人はこれを「努力している」状態と考える。だが没頭している当の本人は、その作業に入り込んでしまっているので、努力とか頑張るとかいう感覚がない。ただ夢中なのである。だから、堀江さんを知る人は「堀江さんは努力の人だ」と言い、TV越しに見ていた堀江さんは、「楽して金を儲けてる人」になってしまっていたのだと思う。

 

メディアに作り上げられた「金に汚い合理主義者」ではなく「ひとつひとつの仕事に没頭できる勤勉な人」ということが、読んでいくとよくわかる。

 

もう一つ引用しよう。

掛け算を覚える前に、足し算を覚えよう。他社の力を利用する前に、自分の自力を底上げしよう。

会社で働いていると不満が多い。人間関係、仕事の内容、給与、福利厚生、休み、待遇などなど・・・そんな悩みの解決策のときに誰もが考えると思う。

 

「副収入」だ。

 

アフィリエイトのノウハウが詰まった情報商材や、不労所得、ネットワークビジネスというマルチ商法。それらの多くは本人の努力、スキルを必要としない。なぜならただのそういうのを買う人たちはただのカモなので、馬鹿であればあるほどいいからだ。こういったものに騙される人たちは、基本的に自分の力で「稼ぐ」ことに自信がなく、思考停止の状態で楽してお金を手に入れようとする。

 

自分の力をつけることは足し算で、他人の力を利用するのは掛け算。

自分の力がゼロなら、いくら他人の力を利用してもゼロのままである。

至ってシンプルな考え方だ。副収入はあくまで例の一つだが、きれいに当てはまっているように感じる。

 

ブラック企業」や「ノマドワーク」や「収入の分散」など、現在の日本で今の雇用環境を疑う流れは確実に表面化してきていると思う。だが被害者面をして、会社や環境のせいにする前に、今の自分の仕事、収入、スキル、人生の意味について考えてみるのもいいかもしれない。

「働くこと」の本質を知るには、うってつけの良書だと思う。

 

それではまた!

 

ゼロ

ゼロ

 

 

 

金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?

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