裁量労働制の向き・不向き
こんばんは僕です!
裁量労働制とは、労働時間と成果・業績などが必ずしも連動しない職種において適用される労働形態の一つです。みなし労働時間制ともいいますね。
僕が今働いている会社でもこの裁量労働制が一部適用されていて、固定給プラス歩合給という形で給与が支払われています。
メリットは、仕事の効率をあげればあげるほど、単位時間あたりの給与単価をあげることが可能になります。時間に関係なく、仕事の中であげた成果が給与に直結している為です。現実にはそこまで単純ではありませんが・・・
デメリットは上記記事でも指摘されているように、「労働時間が長くなりやすい」ということが一番にあがります。矛盾しているようですが、時間の縛りが基本的にないので、自分でルールを決めたり、仕事を効率よくこなすことができない人にとっては、単位時間あたりの給与は、時間労働制の人よりも下がることがあるのです。
とくに裁量労働制を適用しているような職種は、激務であることが多く、仕事をさばききれないことはよくあります。こうなると社畜まっしぐらです。時間が関係ないので、「残業」という考えがあまりなく、当然残業代もでないので、「仕事が終わるまで仕事する」という流れに傾きがちになってしまうのです。
こうなると仕事のやり方としては非常に効率も悪く、休日にうまく休むこともできなくなってしまいます。
ここら辺は人それぞれ合う・合わないがありますので一概には言えませんが、日本のような「サービス残業」が常態化している雰囲気の中では、裁量労働制は、今のところ「適切な労働形態」とは言い難い現状ではないでしょうか。
もちろん合ってる人もたくさんいますけどね!ですが見ているとそういうタイプの人は、遅かれ早かれ自ら起業している人の方が多いので、やはり日本の「労働者」には向いていない様な気がします。
裁量労働制の会社で働いた事の無い方は一度トライしてみてもいいかもしれません。それが合わない人は、起業するか時間通り働く大企業型の雇用スタイルの会社に行った方がいいでしょうけどね。
それではまた!